2011年08月13日

漫才ブーム生んだ伝説番組が新ブーム

1980年代前半に漫才ブームを巻き起こしたフジテレビの伝説的お笑い番組「THE MANZAI」が、今年、漫才師No.1決定戦に形を変えて復活した。5月から始まった予選には1516組が参加し、すでに本戦に出場する50組が決定。かつての“漫才黄金時代”を振り返るとともに、30年のときを超えてよみがえった「THE MANZAI 2011」(10月本選、12月決勝)でダークホースとなりそうな注目コンビを紹介する。

THE MANZAI 動画
 紳助・竜介、ツービート、B&B、ザ・ぼんち…次から次へとスターを輩出した「THE MANZAI」。番組としての歴史は意外と短く、1980年4月から2年3カ月にわたってフジテレビ系「火曜ワイドスペシャル」の特番として、計11回放送された。

 それまでの漫才の常識を覆すように、舞台は電飾付きのド派手なセットで彩られ、出ばやしの代わりに映画音楽などを取り入れた結果、若者世代から圧倒的な支持を集めた。最高視聴率は関東では32・6%、関西では45・6%。漫才ブームの火付け役となった。

ネタ見せ減少 ときは過ぎ、2000年代中盤にも、再びお笑いブームは到来したものの、ここ数年は急激にペースダウン。「エンタの神様」「爆笑レッドカーペット」といったネタ見せ番組は相次いで姿を消し、01年に始まった「M‐1グランプリ」も昨年末で幕を閉じた。

 漫才界に“逆風”が吹く中で、開催が決まった「‐2011」。大会を手掛けるフジテレビの神原孝プロデューサー(44)は、「漫才って面白いんだともう一度、認識してもらえたら」と趣旨を語る。

  12月決勝 本戦出場が決まった50組には、M‐1優勝コンビのパンクブーブーや、バラエティー番組に引っ張りだこのスリムクラブ、キングコングらが名を連ねる。10月から「本戦サーキット」が開催され、上位16組が12月の決勝へと駒を進める。

 大会の審査委員長を務める島田紳助(55)は「みんなが知ってる人じゃなくて、『誰なん!?』っていう人が優勝するのがいい」と話し、真っ先に名前を挙げたのが「はりけ〜んず」だ。結成22年目で、50組の中では博多華丸・大吉と並んで、最も芸歴が長い。前田登(41)と新井義幸(40)によるコンビで、前田は「若かったら『優勝します』とかバンバン言うんでしょうが、今は1個1個です。あと1個勝って、決勝に残らないと意味がない」と静かに闘志を燃やす。

 もう1組、話題を集めそうなダークホースが、今年3月に結成したばかりの「夕凪ロマネコンティ」だ。芸歴5年目の山口了(28)と、3年目の名輪久美子(38)による男女コンビ。山口は「無名さと素人っぽさという弱点を、逆に武器にするつもりで頑張ります」と虎視眈々(たんたん)と上位進出を狙う。

 結成10年以下の若手にしか出場資格がなかった「M‐1」に対して、「THE MANZAI 2011」は芸歴に制限なし。老若男女入り交じった芸人たちが繰り広げるガチンコ漫才バトルは、必ずやお笑い界の活性化へとつながるはずだ。
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