2011年05月17日

オダギリジョー主演の日中韓合作「マイウェイ」カンヌで製作発表

オダギリジョーが韓国の人気俳優、チャン・ドンゴンとダブル主演する日中韓合作映画「マイウェイ」(カン・ジェギュ監督)の製作発表が現地時間15日(日本時間16日)、「第64回カンヌ国際映画祭」開催中の仏カンヌ市内で行われた。第2次世界大戦中、数奇な運命に翻弄された男たちの物語。会見では製作中の映像が流され、各国のメディアから、作品に対して大きな期待を込めた拍手が送られた。

オダギリジョー
 未完成作品としては異例ともいえる注目の中、わずか3分間だけ公開された映像に、200人以上の取材陣から1分を超える拍手が鳴り響いた。“映画の都”で、ごく一部だけが明らかにされた「マイウェイ」。スタッフが自信を持って送り出した“ダイジェスト版”に、会場の誰もが完成を待ち望む表情を見せた。

 オダギリが演じるのは、日本の憲兵隊司令官を祖父に持ち、後に第2次世界大戦に日本軍大尉として参加する男・長谷川辰雄。かつての使用人で、日本軍に強制徴用されたジュンシク(ドンゴン)とともにノモンハン事件に参戦、ソ連(現ロシア)の捕虜となる。

 その後、同国の兵士としてドイツのソ連進攻戦に参加。そこでも捕虜となり、最後はドイツ兵としてノルマンディ上陸作戦に向かう―というストーリー。カン監督が4年前、ノルマンディでドイツ軍兵士として捕らえられたアジア人兵士の話を聞いたことから、企画がスタートした。

 クランクインは昨年10月。ここまで約7か月、156回にも及ぶ撮影が続いた。この後はクライマックスシーンの撮影のため、バルト海沿岸のラトビアへ向かい、6月中旬にクランクアップの予定。日本でもヒットした「シュリ」「ブラザーフッド」のメガホンを執ったカン監督作品の中でも過去最大規模、総製作費は300億ウォン(約22億円)に上る。

 ここまでの撮影を振り返ったオダギリは「毎日死にそうで、本当に苦しい毎日だった。これだけ役者が苦しい目に遭う作品も珍しいと思う」。作品内では日本語、韓国語、ドイツ語を操るが「役者にとっては、芝居を一緒にするのが一番のコミュニケーション。ドンゴンさんは優しい方で、言葉の心配は全くありませんでした」と笑顔を見せた。

 カン監督は「戦争が背景ですが、描いているのは人間の姿。お互い憎み合っていた者同士が、戦争の極限の中で友情が芽生え理解し合う、そんなドラマを描いています」。韓国では今年12月、日本では年明け早々にも公開される予定だ。
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