2011年05月09日

渡辺謙が作る小惑星探査機 はやぶさ―遥かなる帰還

東映が製作する映画「小惑星探査機 はやぶさ―遥かなる帰還―(仮題)」(瀧本智行監督、2012年公開予定)に俳優・渡辺謙(51)が主演することが8日、発表された。はやぶさをテーマにした映画は20世紀フォックス、松竹も製作することを発表しているが、東映は15億円をかけ、「ベストワン」を目指す。役者としてだけでなく、プロジェクト・マネジャーという肩書で全てに携わる渡辺は「華美な脚色をするんじゃなく、ど正面から描いていきたい」と意気込んだ。

NHK-DVD 小惑星探査機“はやぶさ”の軌跡

 東映が「世界のKen Watanabe」とタッグを組み、はやぶさを描く。昨年6月、7年間の探索を終えて地球に帰還、話題になった小惑星探査機の映画化は多くの会社が検討。東映の坂上順プロデューサー(71)がJAXA(宇宙航空研究開発機構)に相談に行ったところ、既に8社のオファーが届いていたという。

 「生き抜くにはオンリーワン、ベストワンじゃないといけないと思った。昨年秋にダメもとで渡辺謙さんにお願いしたら、『やりましょう』と言ってくれた」と坂上氏。渡辺もニュースを見てはやぶさに興味を持っていたため、話は順調に進んだ。

 同社は今年1月に製作を発表。その後、2月に松竹が3D映画「おかえり、はやぶさ(仮題)」(本木克秀監督、出演者未発表、今年公開予定)、4月には米国の映画会社「20世紀フォックス」が女優・竹内結子(31)主演で「はやぶさ/HAYABUSA」(堤幸彦監督、10月1日公開)を製作することを発表した。

 映画の役どころでもプロジェクト・マネジャー役の渡辺はライバルがひしめく状況にも「はやぶさが行って帰ってきたということ自体がすごいニュース。奇をてらうより、そこにきちんとフォーカスを当てていきたい。華美な脚色をするんじゃなく、ど正面から描いていきたい」と“真っ向勝負”を挑む考え。「その分、男むさい現場になってしまうのかな。それには慣れますけど」と笑わせた。

 役のモデルとなったJAXAの川口淳一郎教授とは居酒屋で杯を酌み交わして、じっくりと話を聞いた。2人で日本酒の一升瓶を空にしたという。ハリウッドで活躍する渡辺だけに海外展開も期待されるが「まずは日本にしっかり届けたい」。東日本大震災を経て、その思いはさらに強くなった。

 「日本全体が試行錯誤していて迷路に入っている状態。こういった素晴らしい技術者が日本を支えているんだ、誇れることがあるじゃないか、というのを伝えていくのが大きな命題だと思う」と言葉に力を込めた。
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